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咲夜「……わかった。悪魔迎撃の件、引き受けよう」
学園長「おぉ、そうか!引き受けてくれるかの。…いやぁ、これで悪魔対策も安心じゃ」
咲夜「…だが、ちゃんと報酬も頂くぞ。後で口座に振り込んでおいてくれ」
学園長「ふぉふぉふぉ…わかっておる。…それじゃあ、今夜は頼んだぞい」
咲夜「ああ」
……そんな感じで学園長との話を終え、学園長室を去る。
もうすぐ、HRの時間だ。
ネギや生徒たち(エヴァ、茶々丸は除く)と会うのは一週間(実際は二週間)振りになる。
表向きには出張となっているが、なにしろ急な出張だったし、裕奈や朝倉辺りに色々と問い質されそうだ。
そんなことを考えながら職員室に向かい、他の教師たちとの挨拶もそこそこにHRの準備を済ませ、3-A教室へと歩みを進める。
すると、教室に向かう途中でネギ&カモの姿を見かけ、俺は一旦、足を止める。
咲夜「よう、ネギ。久し振りだな」
カモ「…お、咲夜の旦那」
ネギ「あ、咲夜さん。おはようございます。…一週間の出張お疲れ様でした」
…ん?ネギは俺がエヴァの呪いを解いて謹慎になったのを知らないのか。
まあ、俺がエヴァの呪いを解いたことを態々ネギに知らせる必要はないし、ネギがそれを知ったとしてもデメリットしかないため、そのことは黙っておくことにする。
もし、知っていたら「なんでエヴァンジェリンさんの呪いを解いたんですか!?エヴァンジェリンさんは悪い魔法使いなんですよっ!!」とか言いそうだ。
……こんなことを言ったら彼に失礼かもしれないが、ネギはホント思考が子供版ガンドルフィーニみたいだな(笑)。
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