第15話 学園都市計画停電 前編

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――――――――――――――― ―――桜咲刹那。 京都神鳴流の剣士にして、関西呪術協会の長、近衛詠春【このえ えいしゅん】の一人娘である近衛木乃香の護衛。 鳥族と人間のハーフで、禁忌と呼ばれている白い翼を持つが、その腕は西の長である詠春が娘の護衛として信頼しているほどであり、真名と同じくこの戦線では重要な存在となるだろう。 彼女とも夜の警備を何度か共にしたことがあり、その実力は確認している。 因みに、これらの情報は原作知識から知っただけのため、彼女たちから直接聞いたわけではない。 ……彼女たち二人を含む戦闘能力の高い者たちに、俺、他の魔法生徒&先生たちが居れば、まあ、なんとかなるだろう。 だが、今回の迎撃作戦と同時進行している例の作戦(ネギ育成計画)を成功させるには、ネギとエヴァが最終的に戦うことになる南西にある学園外へと繋がる橋に侵入者を近付けさせないようにしなければならない。 本当の戦闘というものを今の時点でネギに見せては、今回の計画が破綻してしまう。 ……一応、それについても気にかけながら、この南側の戦線を守りきるとしよう。 そんなことを考えつつ、俺は早速、南に居る戦力にそれぞれ指示を出し、侵入者の索敵・警戒を呼びかけていく。 咲夜「全員それぞれの持ち場に着いて周囲を警戒!侵入者を発見し次第、連絡しろ!」 全員「「「はい!」」」 俺の指示に、それぞれの持ち場に着いた生徒&先生は周囲の警戒を強め、侵入者の索敵を始める。 学園側が事前に掴んだ情報によれば、南側には悪魔を中心とした敵が来るらしく、その数は先遣隊だけで100体を超えるそうだ。 ―――――――――――――――
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