第15話 学園都市計画停電 前編

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――――――――――――――― 咲夜「……真名は事前の打ち合わせ通り此方の援護射撃、及び防衛ラインを突破した侵入者の狙撃を頼む!」 真名[…此方龍宮、了解] ……それぞれの防衛地点に指示を出し終え、俺は近付いてくる侵入者へ向けて自身の得物(夜桜)を構える。 俺が視線を向けた先には、真名の報告にあった通り約40体の侵入者……悪魔が居た。 魔法先生1「……下位悪魔が20体に中位悪魔が15体。…そして、爵位持ちと思われる上位悪魔が3体」 魔法生徒1「…しかも、内2体が伯爵級。さらに、内1体が侯爵級の悪魔……」 魔法先生2「……八神先生、私たちでは流石に爵位持ちの悪魔を相手取ることは難しいです」 咲夜「……わかっています。…爵位持ちは自分がなんとかするので、後はお願いできますか?」 魔法先生2「はい、それくらいは私たちに任せてください」 咲夜「では、後はお願いします!」 同僚の魔法先生にそう言い残し、俺は他の悪魔とは明らかに格の違う爵位持ちの上位悪魔3体へと肉薄する。 すると、3体の爵位持ちの上位悪魔の内、紳士風の人型の侯爵級悪魔が片手を此方に向けて突き出し、詠唱破棄の魔法を放ってくる。 侯爵級悪魔1「―――闇の吹雪【ニウイス・テンペスタース・オブスクランス】」 ―――――――――――――――
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