第15話 学園都市計画停電 前編

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――――――――――――――― 咲夜「(……硬いな。…それならっ!)」 ヒュンッ!ヒュヒュンッッ!! 俺は受け止められた夜桜を直ぐ様、引き戻し、再び斬りかかる。 ガキィィィン!!ガキィィィン!! だが、その素早い斬り返しも、蛟の硬い防御によって再び防がれる。 蛟「無駄じゃ!!そのような攻撃、ワシには効かんっ!!」 咲夜「……―――ッ」 ヒュッ!ヒュヒュッッ!! 空間からもう一本の刀を取り出して左手に握り、素早く斬りかかる。 咲夜「……一つ、二つ」 ガキィィン!!ガキィィン!! ―――硬い両腕に防がれる。 蛟「…ふ、ふんっ!!無駄じゃっ!!」 ヒュッッ!ヒュヒュッッッ!!ヒュヒュヒュンッッッッ!!! 両手に握る刀を交互に振るい、さらに手数を増やしていく。 咲夜「……三つ、四つ、五つ」 ガキィィィン!!ガキィィィン!!ガキィィィン!! ―――再び防がれるが、手数の増えた素早い攻撃に蛟は後退る。 蛟「……くっ、ぐうぅっっ!?小癪なっっ!!」 ヒュッッッ!ヒュヒュッッッッ!!ヒュヒュヒュンッッッッッ!!! もっと速く、もっと鋭く。 咲夜「……六つ、七つ!八つっ!」 ガキィィィィン!!ガキィィィィン!!ザシュッッッ!!! ―――二度、防がれるが、蛟の右腕が大量の鮮血と共に宙を舞う。 蛟「ぐ、があぁっ!!?」 ヒュンッッッッッ!!!!! 限界まで速さを極めた九つ目の斬撃が、右腕を斬り飛ばされ、動きを止めた蛟の体へと襲いかかる。 咲夜「―――九つッ!!」 ザシュッッッッッ!!!!! 蛟「―――がっ、ぁ……っ」 ―――その一撃は、容赦なく蛟の肉体を斜めに斬り裂き、蛟の息の根を止める(実際は魔界に送り返される)のだった。 ―――――――――――――――
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