第3話 原作前の日常

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――――――――――――――― 咲夜「ふぅ…寒い、寒い……」 昨日から我が寝床となった家から出て、俺は軽く準備運動をする。 今の季節は春。 だんだん気温が暖かくなり始めているが、未だに早朝の時間帯は肌寒さを感じる。 何故、俺がこんな早朝に外に出ているのかというと、それは前世から俺が毎朝の走り込みを行っていたからだ。 元々、武術を習っていたこともあり、よく体を鍛えていたのだ。 咲夜「……さて、行くか」 軽い準備運動を終え、咲夜は一定の速さを保ちながら走り出す。 昨日の内に麻帆良学園都市内の普段、立ち寄りそうな場所を覚えていたから、既に走り込みのコースは決めてある。 走り込みのコースは、自宅→商店街→住宅街→世界樹広場→自宅という感じの結構な長距離コースだ。 因みに昨日、回った場所は、これから通う麻帆良高等部や通称世界樹のある広場、買い物などに必要な商店街などである。 後、図書館島の管理人になったということで、図書館島の内部も色々と回った。 その図書館島、マンガで見たものより凄まじい場所だった。 なんだかやり甲斐がある。 ―――――――――――――――
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