プロローグ 終焉と始まり

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――――――――――――――― ………特に、後悔などはしていない。 せめて、今、俺の胸にいるこの娘だけでも守らねば……!! 先立つ不孝をお許しください。 ―――強い衝撃が全身に伝わる。 咄嗟に後方に跳び、衝撃を殺そうとしたが、うまくいかなかったようだ。 体が凄まじい勢いで吹き飛ばされる。 恐怖に震えている幼女を強く抱き締め、幼女に怪我をさせないようにする。だが、完全に無傷というわけにはいかないだろう。 主人公「ぐッ!!?」 ―――再び襲いかかる強い衝撃。 それは彼の背中へと襲いかかるのだった。 ―――あぁ……父さん、母さん……そして、妹、よ………達者…で…な……。 激しい痛みが背中を中心に全身に伝わり、意識が途切れていく。 ―――――――――――――――
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