第3話 原作前の日常

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――――――――――――――― 担任「(スルー)……じゃあ、八神くん、入ってきて」 担任は結構、高度なスルースキルを身に付けているようだ。 …仕方ない。潔く入るとするか。 俺は諦めて教室の中へと入り、担任の隣に立って簡単な自己紹介をする。 咲夜「……今日からこの麻帆良男子高等部に通うことになった八神咲夜だ。学生寮ではなく、図書館島の島内に自宅があるので、よく図書館島にいると思う。見かけたら気軽に声をかけてくれ」 自己紹介を終えると、1ーAの生徒たちがそれぞれ様々な反応を示していく。 生徒1「ちっ……男か。…せめて男の娘であってほしかった……」 生徒2「君はヤンデレかい?…僕は男のヤンデレもいいと思うんだけど!!ヤンデレだと言ってくれーっ!!」 生徒3「うほっ♪…いい男///…や・ら・な・い・か!?」 ……その一日目の学校生活の感想を言うとしたら、「非常に疲れた」の一言に尽きる。 ―――――――――――――――
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