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不良2「て、てめぇ!?…いきなり何し――」
咲夜「黙れ」
ヒュン!!
不良2「あべしっ!?」
ドガッ!!
既に振りかぶっていた拳が不良の顔へと吸い込まれるように当たり、鈍い音を響かせる。
不良3「てめぇ、俺たちに喧嘩を売ろうってのかァ!?」
不良4「なめてんじゃねぇぞ!」
不良たちは仲間が二人もやられたことに怒り、此方に襲いかかってくる。
咲夜「それはこっちの台詞だ」
ドガッ!!ドガッ!!
不良たち「「ぐはァ!?」」
両脇から襲いかかってきた不良たちに、素早く鋭い蹴りを放って吹き飛ばす。
女子2「…す、すご……」
女子3「……かっこいい」
常人には全く見えないほど速い蹴りに、女子中学生たちが思わず、そう呟く。
咲夜はその呟きを聞き流し、もう一人の不良へと目を向ける。
その不良の手には、サバイバルナイフが握られていた。
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