第3話 原作前の日常

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――――――――――――――― そんなことを考えていると、突然、運動部四人組の内の一人、バスケ部の明石裕奈【あかし ゆうな】が俺に抱きついてきた。 ……彼女はこんな性格だっただろうか? それと、体にお胸が当たっているのですが……… 咲夜「………」 …まぁ、彼女も女の子だし、こんなことに巻き込まれれば怖がるのは仕方ないか。 俺は彼女の頭を右手で撫でながら問いかける。 咲夜「…大丈夫か?」 裕奈「…うん、ありがとう」 裕奈はそう言うと、俺から離れ、他の三人に目を向ける。 裕奈「ねぇ……これからカラオケ行かない?」 女子1「うん、さんせー!裕奈ばっかりずるいしねー」 女子3「そ、そうや!行こう、行こう!」 女子4「で、でも……あの人に聞いてみないと」 女子たちだけで俺に聞こえないようにガールズトークが始まってしまう。 ……広域指導員のこと、言ってないんだが、大丈夫か? ―――――――――――――――
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