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咲夜「孫娘のツッコミが鋭い云々はスルーしよう。マンガでもそれらしいシーンを見たしな……それよりも、実力を確かめたいときたか……」
実力が高い魔法先生か魔法生徒と手合わせをするか、学園に攻めてくる侵入者との戦闘をするか……実力を示すなら、その辺りのことをしなければならないだろう。
……俺はまだ魔法の戦闘をしたことがない。それが裏目に出なければいいが…。
そんなことを考えながら、世界樹広場へと向けて夜道を進む。
俺の格好は普段のものとは全く違うものだった。
闇に溶け込むような漆黒の色を基調とした上下の服、さらにその上に漆黒のコート(フード付き)を羽織っている。
それだけならランニングをする時の服装とあまり変わらないが、他にも装備はある。
コート下のベルト部分に投げナイフが数本、コートの両ポケットに咲夜専用の特殊な術式を施した拳銃、さらに咲夜の片手に、夜桜【よざくら】という名の名刀が握られている。
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