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そんなこんなで夜道を歩くこと数分、咲夜は世界樹広場へと到着した。
広場には既に魔法関係者らしき者たちが集まっており、俺が来たことに気付いたのか、その中にいた学園長が此方に話しかけてくる。
学園長「おぉ、咲夜くん。よく来てくれたのぅ」
咲夜「……今日は何をすれば?」
厄介事にならなければいいが……俺は内心でそう思いながら、学園長にそう尋ねる。
俺のその様子に気付いた学園長は、ふぉふぉふぉ…とおどけたように笑い、口を開く。
学園長「…咲夜くん。そう、身構えることはない。今日はただ、ここにいる魔法関係者たちとの顔合わせと、学園の警備をしてもらうだけじゃ」
そう言って再び、ふぉふぉふぉ…と笑う学園長を見て、俺は若干、警戒を解く。
学園長「では……今日から時々、夜間の警備に参加する八神咲夜くんじゃ。実力については、今日の警備を見て判断してくれたまえ」
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