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【愛衣side】
どうも、麻帆良学園女子中等部一年、佐倉愛衣です。
初めての別視点に、少し緊張していますが、よろしくお願いします。
今の状況を説明すると、ガンドルフィーニ先生は拳銃とナイフを巧みに扱って鬼たちを倒していき、お姉様(高音)は影を使って苦戦しながらも鬼たちを退けています。
後、今日から私たちと夜間の警備を行う八神咲夜さん。
彼は凄いの一言に尽きます。
私たちが戦っている鬼の3倍近くはありそうな大鬼を、なんと詠唱破棄の魔法(のようなもの)で一瞬にして倒してしまったんです。
それに比べて私は、近距離の戦闘はあまり得意ではないため、鬼たちに終始、押され気味です。
愛衣「はぁ、はぁ……魔法の射手、火の三矢【サギタ・マギカ セリエス・イグニス】!!」
ドドドッ!!
詠唱破棄の魔法の射手【サギタ・マギカ】を放ち、距離を詰めようとしてくる鬼たちを迎撃していきます。
ですが、鬼たちはそれでも此方に接近し、私を倒そうと棍棒を振り回してきます。
…うぅ……怖いよぉ……。
戦闘経験の少ない私は、ガンドルフィーニ先生や彼に比べればまだまだ未熟です。
…戦闘だって慣れてないんです。
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