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ジャキン――
金属音が暗い森の中に響く。
いつまでもやってこない衝撃とその金属音に可笑しく思い、私はゆっくりと目を開ける。
するとそこには―――全身を黒い装束に身に纏った男、八神咲夜さんがいた。
ジャキン!
鬼4「ぐわっ!?」
鬼5「グガアァァァァッ!?」
鬼6「ぬ、抜かったわァ…ッ!?」
バタン、バタン、バタン…
再び金属音が響いた途端、私の周りを取り囲んでいた鬼たちが地面に倒れていく。
咲夜「…大丈夫か?」
愛衣「は、はい。ありがとうございます、咲夜さん!!」
その後、鬼たちはほとんどが咲夜さんによって送り返され、私たちはガンドルフィーニ先生とお姉様と合流した後、巡回を終了した。
後、私は巡回終了後に咲夜さんからメアドを聞き出すことに成功した。
私は今日、初めて会ったこの人に対し、尊敬に似た愛情を抱くのだった。
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