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咲夜「……大丈夫か、この人たち……既に酔ってるんじゃないか?」
俺は抱きついてくる弐集院【にじゅういん】夕陽ちゃんの頭を撫でながら、遠慮なく愚痴を洩らしている先生方を見つめてそう言う。
高畑「ははは……先生方も色々とあるみたいだね…」
高畑はそう言って苦笑いを浮かべながら、俺に酒を勧めてくる。
俺はその酒を受け取り、一気に飲み干しながら思考する。
この二次会は俺の歓迎会だったはずだが、完全にただの飲み会へとなってしまっている。
そんなことを思っていると、隣の席に座る高畑が尋ねてくる。
高畑「…ところで咲夜、そろそろ麻帆良には慣れてきたかい?」
咲夜「ああ、ここの生活は中々、気に入っている。…良いところだな、麻帆良は」
夕陽「良いところですー」
俺がそう答えると、高畑は嬉しそうに杯を傾ける。
高畑「それは良かった」
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