第7話 魔導書と図書館島 前編

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――――――――――――――― そんな風に過ごしていたある日、俺は学園長から呼び出しを受け、学園長室へとやって来ていた。 咲夜「…で、用件は何だ、学園長?」 学園長「うむ……実は今回、ネギくんに才能ある立派な魔法使い【マギステル・マギ】の候補生として、課題を与えようと思っての。それで君を呼んだのじゃ」 咲夜「…課題?期末テストのことか?」 学園長「その通りじゃ。ネギくんにはここに書いてある内容と同じものを既に渡してある」 学園長はそう言って机の引き出しから一枚の紙を取り出し、俺に手渡す。 その紙に書かれている内容は、 『ねぎ君へ  次の期末試験で、  ニーAが最下位脱出できたら  正式な先生にしてあげる。 麻帆良学園学園長近衛近右衛門』 というものだった。 咲夜「……なるほど。毎回、テスト最下位のニーAには中々に難しい課題だな」 ―――――――――――――――
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