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息を切らし、血を垂れ流しているアキトに比べて
お姉さんは全く息も切らさず余裕そうであり、
持っている枝を手持ち無沙汰にクルクルと回しながら、アキトの様子を伺っている
「初めを避けきることが出来たので
反射神経はまあまあ良いですが
‥戦い方がまったくなっていませんね
それに致命傷にならないようにと他の部分で庇っているのはいいものの
そんなに何度も攻撃を受けていたら結局は出血死でもして死にますよ?
わかってます?
それに此方に反撃をしないでどうするのです?
このままずっと逃げ続けてどんどん傷を増やすのですか?
戦いではちょっと待ってなど通用しませんよ
それに‥逃げ方が同じすぎます
右に避けて、左に避けて、また右に避けて‥
その繰り返し
そんなではいつか読まれて致命傷を作るのがおちですね」
「いや…僕戦いとか初めてだし
全然動きとかわからないんです」
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