オーブンブブブン♪

65/90
前へ
/160ページ
次へ
ぼろぼろのまま座り込んで数分が経った時お姉さんが未だに持っていた枝を捨てて此方を向いた 「アキトさん 今からヒールというのを実際にアキトさんにやってみたいと思います どんなものかよく観察していてくださいね」 そう言い何かを唱える 傷は淡い光に包まれ、治っていく その光は少し温かくて心地良かった 「わかりましたか? これは初級のものなのですぐに使えると思いますよ さらにいくとホイヒールやフルリカバーなどあります 勿論上級になればなるほどその分詠唱が長くなるのですが…そこは覚えるしかありませんね アキトさんには一通り使えるようになって頂きますので明日倒れないように今日は早く寝てくださいね」 ギルドへと戻り2階の右に位置するおっさんのいるギルド長室へと入る おっさんは部屋の真ん中にある机で何やら書類に書いたり判子を押したりしている 俺が入ってくると「うげっ」と小さな声を出した
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

491人が本棚に入れています
本棚に追加