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「そうですか…あの…話しても?」
「いいぞ」
「先日新たに来た依頼なんですが…」
話始めた男を見る限りおっさんと同じコートを羽織っていてフードを深く被っているから顔は見えないものの2つ名を持つ人間なのだろう
声からすると30~40歳くらいに思え、
雰囲気にはまったく隙が見えない
まあ、狐の仮面なんかを被っていて明らかに怪しい俺がいるからかもしれないが…
今の服装は
黒のズボンにお姉さんに渡されて着た濃いめの灰色の長いコートに
フードを被り狐の仮面を着けた
まあ見るからに怪しい格好でいる
「…わかった此方で片付けておこう」
「ありがとうございます」
話が終わったようで男は部屋から出ていきおっさんは「もういいぞ」と声をかけてくる
狐の仮面を外すと視界が広がり見えやすくなった
「それでおっさん
話の途中だったから続きをお願い」
「ああ、
私が何故あの村にやって来たのかは前に話したから覚えているか?」
「2体の魔物を倒す為
だったよな?」
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