オーブンブブブン♪

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床とキスはフードを深く被っている為に見えるのかもしれないが… なんでこんな所で、しかも床になんてキスしなければいけない! 俺はそこまでまだ落ちぶれてなんかいないぞ 変な事を言ってくれるなおっさん達よ!! お姉さんの殺気で変に寒い中おっさん達のテンションはどんどんと高まりむさ苦しい熱気が満ち溢れていた 「アキトさん行きましょう」 俺のみに聞こえる程度の小さな声で呟き、これまた小さく頷くとお姉さんは歩きだした 久しぶりに正座をしたものだからか少し正座をしただけで立ち上がる時に痺れを感じたがそれが何処と無く懐かしく思えた …母さんは元気だろうか? 一人にさせちゃったからな… 会いたい… そんな事を考えながらもお姉さんの後について歩きだすと後ろから視線を感じた気がした 振り向いて辺りを見渡すが、いるのはテンションがあがり騒いでいるおっさん達のみで誰も此方を見ている者はいなかった ‥‥気のせいか‥‥。 受付の奥の部屋へと入ると「コート脱いで構いませんよ」と言われ、お姉さん自身も脱いでいた
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