せいっ!

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「うおぉぉ 町まであと少しだ」 そうあと少しで町に到着するのだ。 後ろを向くと蛇は未だに元気に追いかけてきている。 しかし基本的に根暗、運動しないオタク生活を今まで送っていたので俺の足は限界を迎えてプルップルしていた。 遂に町の入り口まで来るとそこには門番が立っていた。 「門番さんこんにちは!町に入れてください!」 元気よく言ったものの、門番は、は?という顔をしてこっちを見てくる 「入れるわけが無いだろう」 「何故!?」 「後ろにいるのは魔物・ベヒではないか 一緒に入り、暴れでもすれば町が潰されてしまうからだ! 門番としてお前を入れるわけにはいかない お前のことは忘れない!‥多分。 だから格好良く逝ってこい」 「漢字!行くね!逝くじゃない! ‥ん?待てよ?お前、門番だよな? 門番ってことはそれなりに強いはずだ 俺だけに任せようったってそうはいかない お前も道連れだー!! さぁ、一緒に逝こ?」 「いやだぁぁ まだ逝きたくないぃ」 「俺も同じだよぉぉ! 俺なんか魔法使えないんだからな! さぁ、門番さんよ!ちゃちゃっと魔法を使って倒してくれ」
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