せいっ!

6/18
前へ
/160ページ
次へ
意味が…違うだと…? 何でかわからないけど、この門番に注意されるのイラつくな 腕ズーモとかで門番になった門番に注意されるのなんか嫌だな。 確かにちょっと違うかな?とは思ったよ?でもそれを門番なんかに、腕ズーモなんかで門番になった門番に注意されるのはなんか違くない? あーなんか、苛々っとしてくるな。 もとからあんまり指示されるのとか好きじゃないんだよな なんで指示してくんの?ってつい苛々しちゃうんだよね 門番だけそもそも剣持ってるなんてずるいしさ っていうか剣持ってるんだから、1人で戦えばいいじゃん なんで俺にも戦わせるんだよ。 ‥1人で逝けばいいのに‥! あーなんか苛々して無性に何日も放置されて真っ黒になったバナナの皮投げたくなってきた 投げたいなーー投げたいなー投げたい投げたい投げたい投げたい投げたい投げたい投げたい投げたい投げたい投げたい投げ「くさっ」 手の中を見るといつのまにかそこには真っ黒なバナナの皮が握られていた なんでだろ?まぁ、いっか。やったね! これで門番の頭に投げられる! 頭に腐敗臭のするバナナを投げつけてやろうじゃありませんかねぇ …とっ、その前に魔物に投げつけておこうか 腐ったバナナにどれくらいの威力が果たしてあるのだろうか? 「フフフフフ 」 急に後ろで笑い始めたのを気味悪がるように、少し心配したように門番が振り返った 「‥どうした?」 「門番さん。門番さん。僕の後ろに来てもらってもいいですか? 手元が狂って門番さんに当たると大変なので」 「わかった」と不思議そうに門番は言い、俺の後ろへと移動した。俺の近くを通る時「くさっ」としかめっ面をしながら‥。 そうとう周りにも漂っているようだな 正直こちらもかなり辛いものがある 風があまり吹いていないせいか、周辺には腐敗臭がどんどんと立ち込めてきていた もちろん鼻栓などあるわけもなく これ以上息をすると肺が腐る気がするほどだ。 「一応聞くけどなんで此方を向いて投げる体勢をとっている?」 「えへへへ投げるんですよ」 「誰にだ!?」 「えっと‥門番さんに?」 「違うだろ!」 「あれ?ベヒだったけか?」 「そうだ私ではない! 早くその臭い物をベヒに投げつけるんだ!」 門番さんが後ろで鼻をつまんでいる中、 幼少期に父親と何回かした野球を思い出し 蛇ことベヒに投げつけた ベヒは…
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

491人が本棚に入れています
本棚に追加