491人が本棚に入れています
本棚に追加
更に数日後
家に結果が届いた
封筒の中には2枚入っていて
一つには、テストの結果
もう一つには、クラスが書かれているようだ
ほとんどの教科が90点代を出してるなか
一つだけ0と書かれていた
0点なのは勿論、魔法学である
結果を見る前、ジクスさんは
「私はどんな点数だろうと、驚かないよ
だってこれから勉強していけばいいからね」
と言っていたが
魔法学が0点であることよりも、他が90点代であることを予想もしていなかったようで、ジクスさんも驚きを隠せないようだ…
気を取り直して
クラス発表の紙を見るとそこには
B
と書かれていた
「凄いね!アキト君!!
Bということは、再来年には卒業かー
カミラ買っておかないと!」
カメラを此方の世界ではカミラと言うらしい
それにしても気が早すぎではないか?
まだ入学もきちんと終わっていないというのに
卒業だなんて
「そうだね
少し早すぎたかな?
でも、今から楽しみなんだ」
どうして心の中だけでツッコミを入れたはずなのに
ジクスさんが答られるんだ!?
もしや、ジクスさんは超能力者なのか!?
もしや、いつも考えているアレやコレ全部わかってしまているのか?!
イヤ~ン ジクスさんのエッチッ!!
「君のいう超能力はよく分からないけれど‥
違うよ、声に全部出していたよ」
「なっ…!」と言って慌てて口を手で塞いだ
けれど、恥ずかしくて耳まで真っ赤になっていることを
アキトが気がつくことはなかった
最初のコメントを投稿しよう!