せっ、せっ、せーふ!

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更に数日後 家に結果が届いた 封筒の中には2枚入っていて 一つには、テストの結果 もう一つには、クラスが書かれているようだ ほとんどの教科が90点代を出してるなか 一つだけ0と書かれていた 0点なのは勿論、魔法学である 結果を見る前、ジクスさんは 「私はどんな点数だろうと、驚かないよ だってこれから勉強していけばいいからね」 と言っていたが 魔法学が0点であることよりも、他が90点代であることを予想もしていなかったようで、ジクスさんも驚きを隠せないようだ… 気を取り直して クラス発表の紙を見るとそこには B と書かれていた 「凄いね!アキト君!! Bということは、再来年には卒業かー カミラ買っておかないと!」 カメラを此方の世界ではカミラと言うらしい それにしても気が早すぎではないか? まだ入学もきちんと終わっていないというのに 卒業だなんて 「そうだね 少し早すぎたかな? でも、今から楽しみなんだ」 どうして心の中だけでツッコミを入れたはずなのに ジクスさんが答られるんだ!? もしや、ジクスさんは超能力者なのか!? もしや、いつも考えているアレやコレ全部わかってしまているのか?! イヤ~ン ジクスさんのエッチッ!! 「君のいう超能力はよく分からないけれど‥ 違うよ、声に全部出していたよ」 「なっ…!」と言って慌てて口を手で塞いだ けれど、恥ずかしくて耳まで真っ赤になっていることを アキトが気がつくことはなかった
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