鳩ポッポッー

9/13
前へ
/160ページ
次へ
食堂は1階にあり3階にある俺達の教室から雑談をしながら降りていく 到着し、扉を開けると良い香りと 食器の擦れる音が一段と大きくなった 3人は馴れた様子で椅子に座り何を食べるか話している 俺もそこに混ざってメニューを見て唖然とした 一品の値段が10000ポントス、約1000円 高過ぎではないか? サラダ、御飯、おかず を頼むだけで30000ポントス、3000円だぞ!? ジョナ○ンで頼むセットで1000円かかるか、かからないかぐらいだと言うのに… 「やっぱ学校は外で食べるより安いな」 「そうだね~」 「そうですわね」 これで安いだと!? ぼったくりもいいところだろ 「高くないの?」 「何を言ってんだよ 学食は他よりも安くて有名なんだぞ」 「そうなのか…」 このお金もジクスさんが出してくれるんだよな… あんまり食べないほうがいいか ほとんどの生徒が食堂を使って食べる中、今朝 父さんのほうがどうたらこうたら と言っていたあの男がいなかった 「学食に来ていない人もいるみたいだけど その人達はどこで食べているの?」 「そいつらは弁当組だな 家にいる調理人に作って貰って教室で食べてるぞ」 弁当ありなのかよ! なら明日から俺が作っていこう そうすれば少しは安くなる 家に帰り明日から弁当を作っていくことをジクスさんに伝え 転入初日を無事終えた
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

491人が本棚に入れています
本棚に追加