オーブンブブブン♪

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こうしてロッティの家にてテスト勉強会が始まった シュウとロッティに俺がクラスに入る前に習った魔法学を教えて貰い それをテッラに教えることになった テッラに教える時、要約して教えるのが分かりやすいらしく 「ウオォ」と常に叫んでいる 本当にそれやめてくれ… 「なにがだ?」 「ん?なにがって?」 「今さ、やめてくれって」 あ…出てたのか… 「いや、何でもないよ」 「そうか」 「想像するに、テッラの雄叫びのことではないかしら? わたくしも 止めて頂きたいと思っていたところですもの」 「雄叫び? 無意識に出てたのか悪いな」 無意識に雄叫びが出るとか、怖すぎる そんなこんなで、あっという間に日は過ぎていきテスト当日。 テストは前の世界で何度もやったはずだが、何度やっても慣れないものだな 隣では、テッラが魔法学を机に伏せながら呟いている 教室内は同じように呟く人と 優雅に友達と話す人 既に諦め世界の終わりの様な顔をする人 の3種類に分かれていた テッラとロッティは勿論2番目の優雅に話すグループに入っていた 俺はというと眠いな…と思いお夢の中へ行ってきます☆な状態だ ガラガラと扉が開かれグレイ…先生が入ってきた 「さっさと席つけよ面倒だな テストを配るから、問題集、使わない筆記用具はしまえ もし、カンニングなどを行った場合は全ての点数が無くなり進級出来ないので くれぐれも行わないように そして、今までと同様今回も対魔法用の結界が学校に張られているので 魔法を使用した場合直ぐに判るので無駄なことはしないように それでは… 始め!!」 開始の合図と共に今まで静寂だった教室内に問題文を開く音や、書く音が満ちる 俺は始めに魔法学を解くことにした
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