オーブンブブブン♪

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朝、 早く寝たからか頭も体もすっきりとしていた ドクン… 「くっ…」 激痛が突然襲う 「く…る…しい」 息をするのが辛く立ち上がったばかりの体が床へと崩れ落ちて鈍い音がする 「アキト君?…アキト君!!」 直ぐに隣の部屋で寝ていたジクスさんが入ってきて駆け寄り背中を擦ってくれた いくらか痛みが和らぐと荒い息をしながら床に打ち付けていた体を持ち上げる 「大丈夫?今日は休んだほうがいいみたいだね」 「いえ…大丈夫です…もう…今はなんともないので」 「ありがとうございます」と言って朝食を作るために部屋から出てしまった 流石に失礼だったか? けれどジクスさんには心配をあまりかけたくなかった それに、今は本当に落ち着いている 突然の痛みの原因はわからなかったが、悩んでいても分からないものは分からないので考えることを止めることにした
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