死神 かっこいいよね!

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マリアさんのその姿を見てか、羽男のアテムは立ち上がった。 「違う!悪いのは僕なんだ!」 アテムのその言葉を待っていたかの様に、マリアさんは言った 「そうです。貴方がいけないんですよ。全部!!」 「…え?」 「これは全面的にアテム様が悪いのです まず第一に貴方が仕事もせずに、卓球で遊んでいるからこの様なことになったんですよ」 急にアテムの卓球に話がいくなんて‥。アテムが仕事をしなかったのが俺になんの関係があるんだ? 「…あの話が見えないんですが」 「あぁ、ごめんなさいね。まずはアテム様がどの様なお仕事を普段されているのかを説明しなければいけませんでしたね。 アテム様は2つの世界の均等を保つためのお仕事をしておられます まず貴女が住んでいた世界 次に魔法を主に使い生活をする世界 しかしここ数日アテム様は卓球がしたいと仕事を投げ出し 何度言っても、あと一試合、と言って何もしなかったのです。 ‥そのために今まで均等に保たれていた世界が歪み、本来来るはずのなかった貴方の家に強盗が来てしまったのです」 「‥なるほど‥。じゃあ僕が死んだのは‥アテムさんが仕事をしないで卓球をしたせいで、世界が歪み、その歪みのせいで僕は死んでしまったってことなんですね」 「はい。その通りです」 「ごっ、ごめんなさい! 後少ししたら仕事をちゃんとしよう!って思ってたんだよ まさかこんなに早く歪むなんて思ってなかったんだ「おい」ひっ‥ 」 俺の顔を見て、状況を察した様で、アテムの顔がどんどんと青白くなり、冷や汗が額に浮かぶ。 「あんたが仕事しないで卓球なんかやってっから こっちは刺されて死んだんだぞ?わかってんのか?神様よぉ こんなに早く歪むなんて思ってなかった?知らねぇよそんなもん。俺の生活どうしてくれんだよ?あ?」 「ごめんなさい ほんとに!ごめんなさい!! 仕事やんないで卓球してごめんなさい!! もう 2度としません ほんとにごめんなさい!!! ………さっきとキャラが違っ「ああ?」ひっっごめんなさいっ」
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