死神 かっこいいよね!

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「ああ。その事か。それなら大丈夫だよ 君が強盗犯を殴っただろう?あの時に花瓶が落ちたのは覚えているかい? あの音で近所の人が異変に気がついて通報。無事彼らは捕まったってことにしておいたよ だからお母さんは怪我をしたものの死んでいないし、命に別状はない」 「そっか‥。よかった」 心配だったから、一先ず安心だな。 「なぁ、『しておいた』ってどういうこと?」 「ああ‥。あのままだったらお母さんも死んでしまうことになったから少しだけ変えちゃった」 そう言った羽男のアテムはぺろっと舌を出して可愛子ぶる。‥大の大人が‥気持ち悪いんだよな‥。 「えーっと‥変えちゃった? もしそんな簡単に変えられるんだったら、俺が死んでいないことに出来ないのか?」 「さすがに無理だよ 少しの修正をするのは可能だけど、直接的に命を救うとか、死んでしまった人を生き返らせるってのはね…」 少しの修正って… 間接的にでも死なないようにしたことってかなり大きい気がするのだが‥神にとっては小さいのか… 恐るべし神 そしてさらば今までの生活‥。もう戻る事は出来ないんだな
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