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針は一気に右から左へと回り振り切れ、まだ動かそうとその場で小刻みに針が振るえている
「なっ！
それを振り切るやつなんているのか！
どれだけ魔力があるのやら
私でさえ振り切ることは不可能だったのに」
驚愕の顔をしている
いや、翳しただけだし
そんなに驚くことでもないだろ
それと、今軽く自慢された気分がする
私でさえとか、上から目線というか下に他の人を見てる感じ
こういう大人がいるから最近の若い子は悪くなってしまうのよねぇ～
いやねぇ～年をとるのは
なーんてな…井戸端会議のおばさんになりそうだったぜ‥危なや危なや
「次、水晶に流してみろ」
「どやって流すの？」
「そうだな…
私がこの前のように軽くショーに流し込む
おそらく反応する場所があるはずだ
それが体内の何処にあるのかを意識していろ
その反応する部分こそがお前の核があるところだ
だいたい皆心臓のすぐ近くにあるぞ」
「え…それしか方法ないの？
いやなんだけど…」
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