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「それしかない…やるぞ」
そう言い近づいてくるおっさん
今までに2回ほど魔力を流されたが、どちらも暴走して周りを燃やした苦い思い出があるため、凄く抵抗感があった
「来るなぁ!!いやだ
あれだけは嫌だ」
それでも構わず近づいてくる
逃げても部屋の隅に追いつめられるだけで俺の叫びも虚しく流された
「あっふぁ…んっ」
体の中を流れるおっさんの魔力
力が抜けて崩れそうになる体を何とか支えながらも何処を流れているのか探る
途中で何かに飲み込まれるかのように消えていく
「…わかった!
おっさんの魔力が消えたとこだろ!」
「そうだ
そこから手のひらに流れるようにイメージして流してみろ」
「ああ」
水晶に手を翳しイメージするため目を閉じる
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