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ミル「そんな貴方に、ぜひ会ってもらいたい人がいるんです。
…そういえば、お名前はなんとお呼びすればよいですか?」
シチリア「シチリア・トレダーノ。階級は少尉。
あんまり馴れ馴れしく呼ばないでね?」
ミル「分かりました、シチリア少尉。
軍服はこちらに置いたまま、私についてきてくださいね」
シチリア「何でよ?まさかあんた、あたしの軍服を
自分のなんたらかんたらの為に使うんじゃないでしょうね?」
ミル「さすがにそこまでは。まぁ、まじめに返せば
ここはアルメリアにとって敵地に極めて近い場所…
外でご自分の正体がばれるのは、何かと都合が良くないでしょうからね」
シチリア「ばれたってかまわないわ!出して頂戴、あたしは
一人でも国に帰るの」
ミル「そうですか…でも、そう言う訳には行かないんです!」
シチリア「あんたがなんと言おうと、関係ないでしょ!」
ミル、玄関に向かおうとするシチリアの前に立ちふさがり、
両手で(ごく小さな)炎の壁を作り出す。
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