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ヒャルマル「なかなか変わった趣味のお邸だっただろう?
まぁ、食べ物に困らないと言う点では素直にうらやましいよ」
シチリア「一歩間違えれば腐った家よ?一日だって住みたくないわ」
ミル「絵本にケーキのおうちとかお菓子のおうちとか、よくありますよね?
あれがきのことチーズとヨーグルトとパンと…とにかく、
そういうものになったと思ってくれれば」
シチリア「…似ても似つかないわ。でも…ケーキとかお菓子だったら
悪くは…ないけど」
ヒャルマル「なるほど…ミル、ザビーネ」
ザビーネ「どうしたの?父さん」
ヒャルマル「君ら二人は、このシチリア君に女の子らしさを学んではどうだい?」
シチリア「(色んな意味で顔が真っ赤)馬鹿にしてるんですか!もう帰ります!!」
ザビーネ「(ヒャルマルを締め上げて)ごめんごめん、
うちの父さん時々変なこと口走るからさ。
シチリアさん、今日ここに君を連れてきたのは…
協力して欲しいことがあるからなんだ」
シチリア「やっと本題ね。でも内容いかんでは、受けないで帰るわ」
ザビーネ「受けるか受けないかは、もちろん自分で決めていいよ。
でも、話だけはどうか聞いてくれるとありがたい」
シチリア「…まぁ、いいわ。手短にお願いね」
ザビーネ「ありがとう。じゃあ、わたしの部屋で
お話しようか。皆もついてきてね」
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