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□国境付近の戦場
レッジョ・エイナウディ少佐率いるアルメリア王国軍が、
市民軍と激しくぶつかり合っている。
レッジョ「まだか!まだ援軍は来ないのか!」
シチリア「ここまでの距離からして、今日までには絶対来るはずです!!」
レッジョ「そう信じるしかあるまいな…ここを耐えれば楽になる!
皆、辛いがもうひとふん張りしてくれ!!」
国軍兵士「おぉーーーーー!!」
援軍の到来を信じて戦い続けるアルメリア軍。しかし次第に
敵兵(市民軍)に押されてゆく。
シチリア「まずいっ…もう砦の近くまで押し返されてます!」
レッジョ「ぬぅ…まだか!来るはずだろうに!!」
そこへ傭兵部隊長のカミーノが、隊を率いて現れる。
レッジョ「どうした、カミーノ!お前たちの部隊は後詰めで
砦を守っているはずだろう?」
カミーノ「レッジョ少佐、最初から援軍なんて来やしませんぜ」
レッジョ「なんだと?」
カミーノ「王国上層部としては、オトラントなんざお荷物でしかない地域。
余分な正規軍を派遣したくないから、俺たちがおまけで来てたってわけさ」
シチリア「…!司令官に対して、どういう口のきき方してんの?
それに何であたしたちが知らないことを、お前が知ってるのよ!」
カミーノ「はん、忠誠心たっぷりの石頭にはやっぱり想像がつかないのかねぇ。
俺たち傭兵を左右するものは利益と情勢、この二つだけだ。
…お前ら!俺たちはこれから市民軍の側につくぞ」
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