いち『幼女の第一印象』

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『あっ荘』 「…」 ここが俺の住んでいるアパートなのだが…誰が何度どう見てもふざけて付けたと思う名前。〔コンビニまで徒歩3分〕に惹かれてここの住人になった俺が悪くは言えないが…。 大家さんに名前の由来を聞いた時に『名前の由来を聞いた者は7日後に…ヤバい』しか言わなかったな。 名前の由来より7日後に何がヤバいのかが気になる。 アパートの2階、一番左にあるのが俺の部屋だ。 しまった…鍵締めるの忘れてた…いけないいけない、今度から気をつけよう。まあ、10分の間に何かが起こる事なんてないだろうけど。 「ただいま~…って俺1人か」 「おう、邪魔してるぞ」 「…」 「汚い部屋だな」 起きますた。侵入者いますた。 目の前にはやたら大人びた口調…長い銀髪、ツリ目の整った顔立ち。そう、まるで人形のような可愛いらしい… 幼女が居た。 「えっと…どちら様ですか?」 「幼女だよ、見たらわかるだろう」 「えぇ…」
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