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「ゴクッ…ゴクッ…ふぅ~」
カル○スを一気飲みし満足そうな幼女…なんだ、やっぱりジュース好きなんじゃないか。
「さて…そろそろ帰ってくれないかな?」
「嫌だ」
即答で拒否された。
何でだろう…別に『お嬢ちゃん、お兄ちゃんと一緒に楽しい事しないかい?ウッヒッヒ』という要求をした訳じゃないのだが…。
すると考えを察してか、幼女は答える。
「見たい番組があるんだよ」
「家に帰って見たらいいだろ?」
「それじゃあ、間に合わないんだよ」
「なるほど…ちなみに見たい番組ってなに?」
夕方に子供が見る番組なんて大方、教育番組か…。『お母様と共に』とか『ドキドキ、ワクワクさん』とかそんなものだろう。
「『水戸○門』の再放送」
「えー」
さっきから緑茶やら水○黄門やら…渋い趣味をお持ちのようだ。
そして了解も得ず、勝手に見始める。
まあ、いいか…。
「頑張れ!透けさん、欠くさん!」
この先『水戸黄○』を楽しそうに見る幼女なんてお目にかかる事がないだろうからな。
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