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「…だったらさ、中畑の家まで行っていい?
で、中畑を無事に家まで送ったら俺、傘借りていい?
そしたら2人とも濡れないじゃん。」
中畑くんは少し私から目を反らしながら言う。
その頬が少し赤く見えるのは気のせいだろうか。
「…でも、町田くん遠回りだよ?」
「俺は入れてもらってるんだから。ダメ?」
彼は私の顔を覗き込む。
…顔を覗き込むなんて反則。
私はコクリと頷いて2人で私の家へと歩き出した。
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