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Drエリック・ゴードンと双子の息子たち。それにまだ、少年の自分が写っている。Drゴードンに自分が恐れていることを研究したいのだと、打ち明けた時の事を彼はいまでも昨日の事のように思い出す。彼は驚いた様子だったが、無期限で研究所の使用と、資金提供を約束してくれた。
「実は私も、誰も信じてくれないようなことを、信じてくれた人がいたから、今日があるんだよ」
Drゴードンは、妻をなくし、双子の息子の一人もなくした。彼の拭いきれない悲しみはあふれるばかりの慈愛になった。養父母と同じように、沢山の里子をひきとり育てた。けれども決して再び妻を迎えることはなかった。
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