エピローグ 2099年7月

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 百年たった現在は子どもがGDSだった場合その限られた人生をどうするかを親たちは考えるようになった。その方が生きていきやすいのも、分かってはいた。  けれども、Drフナコシは信じたいのだ。  いつの日か、自分から姉や子どもや孫を奪い取っていったGDSがこの世界から消えてなくなることを。
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