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「な、何なんだよ!?誰なんだよお前は!?」
目の前で何が起こっているのか、全く理解できない。
誰なんだこの娘は?
何で突然俺の家に?
この事件と関係が?
そもそもこの事件は何なんだ?
この娘、襲っていいのか?
分からない。何一つ分からない。
どんな謎も疑問も、考える度に目の前の優しげな、だからこそ怪しげな笑顔に掻き消される。
不意に、女の子が口を開いた。
「初めまして、錐峰空軌さん。」
さっき言ったセリフを繰り返して、
「私の名前はフェズ。職業は……その……宇宙の警察みたいなもんです。」
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