蒼穹の戦場1

4/19
前へ
/75ページ
次へ
その女の子はしばらく考え込んだ後、突然パッと顔を上げると、無邪気な笑顔で、 「安心してください、殺しはしませんので!」 と、言うがいなや俺の視界から消えた。 「あれ?」 「こっちですよ♪」 と言う声に誘われ、振り替える。と、 その娘は俺にスイッと近づくと、左手で俺を抱き寄せ、これまたスイッと顔を近づけると。 チャッ! 手に持った何かを俺の首のすぐ横へ滑らせた。 「………え!?」 女の子が手に持っているそれは、何と言うか………「ビームサーベル」とか「ライトセーバー」とか言う言葉がぴったりだった。
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加