始まり

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??「あぁ・・・・・またか・・・・」 僕はいつのまにか寝ていたらしい らしいというのは、前夜少しお酒に頼り、酔いつぶれたからである 独り暮らしをしている僕は今だ現在、彼女なし、生活費ギリ、バイトなし、進学してない、就職してないただのニートだ 金は高校時代にほぼ学業をさぼって貯めた貯金を使っている それでも卒業できたのは奇跡とも言うべきだろう 卒業した証拠に、段ボールの端にささっている黒い筒、のなかの紙に書いてあるだろう 筒には『卒業祝 九々理恵高校第三年二組 速部和舞(はやべかずま)』とかかれている 今に思えばつまらない学校生活を送っていた バイトして、時々学校に行って、行ってもバカやって、それで先生に呼び出されて 思い出すのはバカな記憶ばかりだ 正直交友関係も余りいない、お陰で卒業の時も、独り泣かずに卒業式にいたものだ
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