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やりたいことをやりつくした僕はインビジブルという現状が飽きてきた
むしろこんな時でしか出来ないが、このまま一生これだと言われると正直耐えられない
一時期は僕の存在を伝えるため、学校の黒板を使ったり、誰かのメモ帳に書いたり、誰かの携帯を使ってメールを送ったりしたが返事はやはり良いことなどなかった
一日一日がこんなことばかりでつまらない
もっと楽しみたい、友達だってほしい、僕が生きてみんなと会話やふれあっていたという事実を残したい
何時からか僕は独りという寂しさに不安を溜め込んでいた
まだ、素行がまともになってきたある日いつも通りの散歩なのに少し気分が落ち込んでいた
和舞「僕は・・・・・・何をやってるんだろう・・・・・」
目の前には巨大な交差点
僕は歩道のわきで座り込み、丸くなって寝ることにした
まだ朝だというのに騒がしい声は絶え間なく聞こえる
和舞「早く・・・・・・・戻りたいな・・・・・・」
そう呟いた後、意識は遠退いていき深い眠りについた
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