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「一緒に行こう。
拓海はなんでか気づいているらしいから
教えてあげる。」
「わかった。」
学校へ向かう途中に彼女から聞いた話は
とても信じられるものでは無かった。
2日前、彼女は母親のお使いでとなり町に
電車で行ったらしい。
駅を降りてすぐ
怪しげな屋台と
怪しげなおじいさんが目に入った。
屋台には黒いボロボロの暖簾が掛かっており
中には骨董品らしきものが陳列している。
彼女はその屋台を横目に
目的地に行こうとしたら、
「お嬢ちゃん、寄ってかないかい?」
かすれた声でおじいさんに話しかけられた。
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