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南みさき
見た目で彼女とわかった。
さらさら髪のショートヘアーに
カバンには大量のクマのストラップ。
隣のクラスの生徒でクラスの人気者で
何回か話したこともある。
僕は自然と彼女に追い付いた。
「ハァ、おはよう みさきちゃんも寝坊?」
「ハァ、ハァ おはよう。
うん、この時期なかなか布団から出れなくって」
ありふれた会話。
だけど僕はなにか違和感を感じた。
あれ?彼女こんな顔だったっけ…
「じゃあね。」
「うん、それじゃ。」
キーンコーンカーン閉門のチャイムが鳴る。
僕と彼女は何とか間に合った。
だけどあの違和感は消えなかった。
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