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朝のホームルームが終わり、
トイレに行こうと思い廊下に出ると
隣のクラスから何人かの女子が出てきた。
その中心に、みさきちゃんが居た。
彼女と目が合い
彼女はあっとした顔で僕の方に寄ってきた。
「間に合ってよかったねぇ、
拓海くんっていつも
あの時間なの~??」
彼女の顔が僕の顔にグッと近づいた。
「いやー、最近二度寝がひどくって…」
僕はそう言いながら彼女の顔を直視した。
その瞬間確信した。
彼女の顔は明らかに
僕の知ってる南みさきの顔じゃない。
僕の知ってるみさきちゃんは、
ぽっちゃりした顔で
目の下にほくろがあり
魅力的な奥二重が特徴的な女子だった。
だけど今の彼女顔は
女優さんみたいに整っており、
目の下のほくろもなければ
目もパッチリ二重になっていた。
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