顔が違う…

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トイレを済ませてクラスに戻る。 「おーい、拓海ー、 今日もギリギリだったな。」 笑いながら、僕の机に座ってる男。 中尾 大吾だ。 大吾とは小学校からの友達であり まぁ、学校に居るときは いつも一緒にいる仲のいい友達だ。 だけど、これと言って理由はないけど 「こいつは僕の親友なんです。」って 紹介できる仲ではない。 「やー、最近朝が辛くって…」 僕は続けた 「あのさー、 隣のクラスの南みさきって居るじゃん」 「うん」 「彼女さぁ、前と明らかに顔変わったよなぁ 整形でもしたのかな?」 大吾は僕を小バカにするように笑い 「なに言ってるんだよ、 んな訳ないじゃん。 いつまで寝ぼけてんだよ。」 大吾はそう言いながら 廊下の方に目線を移した。 僕もつられて目線を廊下に移した。 廊下では、 まだ南みさきが女子と話している。 「いつもの、可愛いみさきちゃんじゃん ふざけたこと言ってんなよ。」 キーンコーンカーンコーンー… 一時間目の開始のチャイムが鳴り 皆は席に着き南みさきも 隣の教室へ入っていった。
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