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「一緒に帰ろ!」
彼女が微笑む。
僕は困惑した。
「えっ?
なんで? ってか…… っえ?」
彼女とは何回か話したことはあるが
親しいとか家が近所とか言う訳じゃない。
ましてや一緒に帰るなんて
考えたこともなかった。
「いいでしょ~ねー」
彼女の顔がグッと近づいた。
断る理由もない。
「うん……いいけど、みさきちゃん
家、どこなの?」
二人は歩き始めた。
歩きながらする何気ない会話。
その最中も僕は気になって仕方なかった。
彼女の顔が……
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