顔が違う…

7/11
前へ
/11ページ
次へ
「一緒に帰ろ!」 彼女が微笑む。 僕は困惑した。 「えっ? なんで? ってか…… っえ?」 彼女とは何回か話したことはあるが 親しいとか家が近所とか言う訳じゃない。 ましてや一緒に帰るなんて 考えたこともなかった。 「いいでしょ~ねー」 彼女の顔がグッと近づいた。 断る理由もない。 「うん……いいけど、みさきちゃん 家、どこなの?」 二人は歩き始めた。 歩きながらする何気ない会話。 その最中も僕は気になって仕方なかった。 彼女の顔が……
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加