機械めいた夕べには。

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「つまり、『クビ娘さん』が爆弾で、『Mr.レフトハンド』はそのリミッターということだな。うん」 コクコクと頷く。先輩は理解が深まりました。 「は?」 要領を得ない様子の後輩。憐みを込めて溜息を吐く。 「だから、『クビ娘さん』が爆弾で、『Mr.レフトハンド』がそのリミッターなんだという事だ。」 「ちょ、ちょ。誰ですか、クビ娘さんとかミスターレフトハンドとか!」 そこの説明もしなくてはならないのか。仕方がないので僕は命名についても懇切丁寧に説明してあげた。しかし、香月の返事はいま一つ要領の得ないものだった。
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