第4章

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 一時して、村が静かになってきたので、恐る恐る村の人がのぞくと、そこには、さっきの気持ち悪いモンスターの死骸と、疲れたのか、近くの木にもたれかかる2人の姿だった。 「…………す、すげー。」 一瞬の沈黙の後、村が歓喜に包まれた。  その日の晩、出された料理を食べていると、1人の男が2人に近寄ってきた。 「お食事中済みません。私は、この村の長です。今回の件で、お礼を申し上げたい。」 「いえいえ、お礼だなんて…そんな。」 「いや、村を救ってくれたので…。」 「そんな、救うだなんて…照れます。」 「お礼といっては何ですが、お二人に何か1つずつほしいものを差し上げます。」 「え!?本当ですか!?」 カルブは、とってもうれしそうだ。 「えっと…それなら…俺は、この剣と同じ形の剣がほしいなぁ。二刀流ってかっこいいじゃん。」 カルブがそういうと、村長が何やら倉庫らしきところから、カルブやグルナが持っている〔カタナ〕を出してきた。 「おぉ。すげー。全くおんなじだ!」 「これでいいかな?」 「う……はい!ありがとうございます!」 本当にうれしそうだ。 「あなたは何がほしいですか?」 「ふぇ!?」 突然話しかけられて、グルナはびっくりした。 「私は…さまざまな町の情報がほしいです。私たちは遠くの村をとある理由で追い出されて、行くあてがないんです。それで、外の事について少しでも知っとこうと思って。」 「あぁ、そんなことか。じゃあまず、一言でいっとこうかな。世界の終り。だな。」 「え?」 「最近よく悪魔が出るだろ?なんだか、魔王がこの世界を侵略しようとしてるみたいなんだ。なんで今頃…」 「…………」 すると、その会話を聞いていた1人の男性が、 「俺さ、その話を前に本で読んだことがあるんだ。まぁ、最近の本だがな。」 「えっ…その内容はどんな……」 2人はその内容に興味深々だ。 「えっとな…」 そう言って、男性は語り始めた。
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