0人が本棚に入れています
本棚に追加
その後も順調にモンスターを倒していって、ついには最後の闇属性のゾーンまで来た。そこでモンスターと戦っていると、闇属性のモンスターが、カルブとグルナに攻撃した途端、突如何者かの声が響いた。
「我の子に手を出すやつは、我が許しはせんぞ!素直に降伏し、我が子に道を開けい!」
「「?」」
それは、この世界の言葉ではなく別の言葉で喋っていたので、二人は全く意味わからなったが、いきなりそこにいた闇属性のモンスターたちが一斉に道を開けた。
「「??」」
めったに見られない光景だし、あまりにも異様なので、二人はその場に立ち尽くしていた。しかし、何分たってもそうしているので、しぶしぶ通った。
ついに1番奥まで来た。そこには、東洋の方の剣、カタナというものや、とても大きく頑丈そうな盾など、たくさんの武器や装飾品が置いてあった。
(これって、誰かが置いてるのかな?)
と、グルナが思っていると、その中に全属性の腕輪があった。2人がそれに近づくと、2人の属性、火と、闇の腕輪が光り輝いた。
「うわっ!」
「キャー」
すると、火の腕輪はカルブに、闇の腕輪はグルナにはまって、とれなくなってしまった。
「何これ!?取れないんだけど!」
2人はあたふたしている。
「そういえばさ、この中から何か持っていくんじゃなかったっけ?」
「あ!そうだ。じゃあさ、このカタナっていうものをとっていこうよ。」
「え?でもさ、この腕輪は?」
「それは、勝手にくっついてきただけだもん。べつにほしいわけじゃないし。」
「そうだね。」
2人は、腕輪を付けたまま、カタナを持って出口へ急いだ。
最初のコメントを投稿しよう!