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第4章
村の外へ出ると、遠くに小さな村があるくらいで、他は草原が広がっていた。二人は行くあてもないので、遠くにあった村まで歩くことにした。
「あのさ、私たちって本当に悪魔なのかな?」
ふいに、グルナが聞いた。
「そうなのかもな。だってダンジョンの中でも、闇属性のモンスターたちが道を開けてくれたし。闇属性って悪魔の属性だろ?」
「たしか、その前に何か声が聞こえたよね。」
話をしていると、遠くにあった村に着いていた。門前には、
《ピネ村》
と、書いてあった。
「俺、聞いたことがある。」
「本当?」
カルブは、この村に心当たりがあるようだ。
「小さい村だけど、大体の世界の商人をまとめている村。それがピネ村だよ。」
「へぇー、物知りだね、カルブは。」
2人は、門の方へ歩いていった。
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